'15-07-27 養育費相談会(8月2日)を開催いたします!

全国一斉養育費相談会 ~子どもの笑顔のために~



【開催概要】
 日  時 : 平成27年8月2日(日)午前10時~午後4時
 電話番号 : 0120-567-301 (通話料無料・全国共通)
 相談方法 : 電話及び面談(面談による相談は下記の5会場のみとなります)

◆電話会場
 全国19カ所(釧路、秋田、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、長野、静岡、岐阜、三重、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、福岡、鹿児島)
 総電話回線は50回線で電話相談を承ります。

◆面談相談会場(当日のみ)
 静岡相談会場:静岡県司法書士会館(静岡市駿河区稲川1丁目1-1)
 山梨相談会場:山梨県司法書士会館(山梨県甲府市北口1丁目6-7)
 三重相談会場:三重県司法書士会館(三重県津市丸之内養正町17-17)
 京都相談会場:京都司法書士会館 (京都市中京区柳馬場通夷川上る5丁目232-1)
 岡山相談会場:岡山県司法書士会館(岡山市北区駅前町2丁目2-12)

【開催趣旨】
 現在、わが国では貧富の格差が拡大しており、生活保護受給者数は過去最大を更新しています。子どもの貧困に関して、「子どもの相対的貧困率」は過去最悪の16.3%に上っており(平成25年度国民生活基礎調査)、子どもがいる現役世帯のうち大人が1人の世帯の相対的貧困率はOECD加盟国中最も高くなっています(平成26年版 子ども・若者白書より)。
実に、子どもの6人に1人、ひとり親家庭の2世帯に1世帯が貧困状態と言われている状況です。
 このような状況の中、昨年1月には「子どもの貧困対策の推進に関する法律」が施行され、昨年8月には「子どもの貧困対策に関する大綱」も閣議決定されました。しかし、具体的な数値目標は少なく、実効性があるかは疑問が呈されているところであります。
 さらに、現在、離婚母子家庭において「養育費の取り決めをしている世帯」は約38%に過ぎず、「養育費を現在も受給している世帯」は約20%という大変低い数値となっており(平成23年度全国母子世帯等調査より)、このような養育費の状況が子どもの貧困を助長しているものと考えられます。
 そこで、私たちは、子どもを貧困から救うために「養育費受給の推進」を図るべきであると考えました。具体的には、養育費の取り決めのない場合には取り決めを促進し、取り決めのある場合には受給を促進し、子どもの生活改善を目指すことが必要です。
たった5,000円の養育費でも、お米が買えます。お肉が買えます。修学旅行に行けるようになります。服は何着も購入できます。
 また、子どもを貧困から救うためには、父母それぞれが子どものためにできることを真剣に考える機会を持つこと、子の育成のための経済面での確保、さらには精神面での健康の確保をどうするかを検討し、そのために何をするのか、何ができるのかが重要です。今回の相談会がその一助となればとも思っております。

 このような趣旨より、「全国一斉養育費相談会 ~子どもの笑顔のために~」の開催を企画いたしました。これまで当協議会では、多重債務電話相談会や生活保護110番、労働問題110番などを開催し、法律家として貧困対策に取り組んでいるところですが、今回も貧困に苦しむ子どもをひとりでも減らしたいとの思いから、この相談会を開催させていただきます。
 今回の相談会を通じ、貧困に陥り、困窮する子どもへの支援を行うとともに、子どもの生活が改善されるまで、声を挙げ続けていきます。また、貧困問題に関し、現場から声を拾い上げ、行政や社会に届けていきたいと考えています。
 私たちは、差別と貧困のない社会を目指す一環として、生活に困窮する子どもの笑顔を取り戻すため、養育費の支給向上を目指して活動していきます。



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